お疲れ様です。 Tamago13です。
閲覧いただきありがとうございます!
皆さんはネットワークビジネスというものを知っていますか?
マルチ商法に近く、人の勧誘によって金銭を得ようとするものです。
その商法を勧誘してくるのは、よくSNSをやっていてDMで絡んでくる厄介なアレです。(当然、すべてがネットワークビジネスではありませんが)
ただの勧誘をビジネスと言うのは笑ってしまいますが、彼らは胸を張って「これはビジネスだ」と言っています。実際に勧誘されてその組織に入ってしまう人が後を経たないので稼げてはいるようですよね。稼げるとは言え、失ってしまうものも多々ありますが。
私も昔インスタグラムで勧誘され、興味本位(社会勉強的な位置づけ)で冷やかしに行ったことがあります。暇な学生の時に、危険はありましたが話を聞きに行きました。(事後何もなかったので良かったのですが、人によっては危険なので注意)
今回は、SNSをやっていてよく勧誘されるネットワークビジネスについて、私の体験談と見分け方、どんな人がハマりやすいかの一例をご紹介します。良く勧誘されるけど実態はどうなのか気になる方は是非読んでいってください。※ネットワークビジネスそのものを否定しているわけではありません。単なる実体験として、主観的な表現は多いですが、楽しんでくだされば幸いです。
この記事を読んで欲しい人
- 実際に勧誘された人
- ネットワークビジネスとはなにか知りたい人
- ネットビジネスとの違いを知りたい人
- デメリットを知りたい人
暇な人時間に余裕がある人
ネットワークビジネスとは
まず、そもそもネットワークビジネスとは何のか?の前に!!
後半の「手口パート」からは私の勧誘実体験が含まれているので面白いと思いますし、読んでほいいのですが、前半は定義的なことが多いので、興味がない方は上のContentsから先に飛んでください。
それでは先に進みます。
必ずと言っていいほど彼らは「ネットワークビジネスをしている」とは言いません。「ネットビジネスをしている」と言います。(具体的には教えてくれないんですけどねw)
では、ネットワークビジネスとは何なのか?についてですが、
ネットワークビジネスとは、口コミによって商品を広げていく「マルチ・レベル・マーケティング」という仕組みを用いたビジネスのことです。購入者を販売員として勧誘し、販売員になるとさらに別の人を販売員として勧誘していくビジネスモデルで、ピラミッドのような構造になっています。
https://biz-shinri.com/network-business-8667
ネットワークビジネスとは人の勧誘というよりは、ある企業の商品を自分のネットワークを使い売り、それに対する報酬をもらう行為であることがわかります。アメリカ発のアムウェイは有名どころだと思います。
今回紹介する例は、決まった商品がなく(情報ですらない)ので、定義的にはどうなのかと思われるかもしれませんが、勧誘者のネットワーク上でビジネスを行っている場合はネットワークビジネスと言ってよさそうです。
SNSの成熟により、オフラインだけでなくオンラインでも簡単にネットワークを作ることができるようになったので、勧誘の幅が広がっていますよね。
決して違法なことはしていないので、騙されるという表現はよろしくないです。これは一応注意。勧誘の主なターゲットは無知な学生ですが、最近では学生だけでなく30代半ばのサラリーマンも勧誘され、お金を稼ぎたい一心でネットワークビジネスを始めてしまうようです。
ネットビジネスとの違い
繰り返しになりますが、勧誘してくる人たちはネットビジネスwをやっていると豪語していますが、その大半がネットワークビジネスです。中にはFXや株など、まあネットビジネスとも言えなくないことをやりつつ、勧誘もしているという人もいますが、そもそもビジネスとは何だかよくわかっていない人も多いです印象。(若い人に多い)
ネットビジネスとは何なのでしょうか
インターネットビジネスとは、インターネットを活用したビジネスモデルの総称である。インターネットの活用で得られる特質から創造的価値を生み出しているのが特徴。このインターネットビジネスを利用者層として活用するビジネスモデルは様々あるが、その中の一つにネットビジネスと呼ばれるものがある。言葉は似ているが、そもそもの階層や概念が異なるので注意が必要である。両者の違いは一般的にイノベーション有無で区別できる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9
ウィキペディア先生によるとネットビジネスとはインターネットビジネスとは線引きが必要なようです。一般的にネットビジネスと聞くとインターネット上で行うことだと思いがちですが、それはインターネットビジネスであり、ネットワークビジネスはネットビジネスに含まれるという解釈でよさそうです。
しかし、多くの人はこのような定義は気にしていませんし、ネットビジネス=インターネットビジネスと一般的には解釈されているはずです。
というよりもネットビジネスにはインターネット上のみで行うものとネットワークを利用して行うものどちらも指すものだと考えられるため、勧誘の際は相手に誤解を与えないようにネットワークビジネスと明言してほしいものです。
SNSを利用しているからネットビジネス=インターネットビジネスだと言われてしまいそうですが、本質はネットワークビジネスです。
両者には明確な違いがあるので気を付けるようにしましょう!
見分けるには
ここからは、勧誘してくる人(大体まともな人はいませんがw)がネットワークビジネス厨なのか否かを見極めるポイントを紹介していきます。
「お金がありそうなのは魅力的だけど、実際何やっているかわからない。まともな人との線引きはどこ?」
に対する見分けるポイントを列挙します。
文言
まずは文言から。特にSNSのプロフィールに書かれているような香ばしい文章や、投稿の中の文、ハッシュタグを紹介します。
よくSNS上で見る彼らのプロフィールやハッシュタグには
- 自由人
- 仲間
- ネットビジネス
- 仲間募集中
- 偉大な先輩
- かつては底辺だった
- 自己投資
- 今は時間的経済的自由人
- ~CEO(ペーパーカンパニー)
- 起業
- 不労所得
- 個人事業主
なんていう文言が記載されています。
Twitterのプロフィールを想像して書くとこんな感じ
大学浪人▶1浪でFラン▶学生時代もアルバイト生活▶ネットビジネスを始める▶自己投資を繰り返し成長▶月収100万達成▶Ace.inc CEO就任▶不労所得形成▶仲間募集中
上記のようになんとも香ばしいプロフィールであることが特徴です。
自分は他の人に比べて(特にサラリーマンを対象にしがち)お金と時間に余裕を持っているとアピールしています。言葉ではなんとでも言えるので、本当に余裕がなくても「自由人」アピールをしてきます。「余裕あるのに勧誘必死で草、、、」そう思ったあなたはハマる可能性は低いです。
逆にその「自由」という言葉だけに惹かれて、話を聞いてしまうような人はハマってしまうでしょう。
勧誘してくる人の大半は上記のようなことをプロフィールまたは投稿に記述しています。逆にそれ以外で勧誘してくる人はただの変態かナンパか本当に危ない人です。最終的に判断するのは自分ですが、できるだけ調べて納得してから話を聞くようにしましょう。
「バイオプ」や「FX」、「株」なんていうあたかもお金持っていそうなワードを並べている人もいますが、これらがあるからと言ってネットワークビジネスと判断するのは難しいです。これらの投資ツールを本気でやっている人も中に入るので、一概に「ネットワークビジネス」とは言えません。
しかし、これらの投資方法で稼いでいるのに、全く知らない赤の他人を勧誘するのは意味がわからない=メリットがないので、ただの情報商材屋さんだと思った方が良いです。
投稿内容や写真
続いて主に投稿している写真について紹介します。
私が東京の人なので多分首都圏の例になってしまいますが、彼らが投稿している写真は文言同様に共通点があります。例えば
- ブランド物の写真
- 札束の写真
- 高級ブティックで買い物しましたよのショッパーの写真
- 高層ビルからの夜景の写真
- 高級車(
BMW多め)の写真 - 六本木のクラブやバーレスクでの写真
- 高級ホテルでディナーの写真(セルリアンだったりザ・リッツカールトン東京だったり)
等々、誰がどう見てもお金持ちしか足を踏み入れなさそうな写真を投稿しています。
お金を持っていそうなおじ様なら違和感ありませんが、ネットワークビジネス厨は大体20代前半です。しっかりと本人が映っているならまだしも、中には拾い画を投稿している輩もいます。拾いがを投稿しているような人のネットワークビジネスに参加しても対して稼げなそうなので気を付けましょう。(大手チェーンのカフェで勧誘しちゃうような人です。)
少しでも経済的に余裕があると思わせたいのでハイブランドの服に身を包み、高級店で食事をし、それらを「自己投資w」という言葉で片づけます。
学びに使っているわけではありません。彼らの中での学びとは偉大な人とお話をすることです。自己投資というよりは勧誘するため、信じ込ませるためのツールであるわけなんですよね。
実際の手口
さて、これからは実際の手口(手口というと犯罪っぽいですがそういうことではないですよw)についてご紹介していきます。勧誘するほうも結構考えていて、どうしたら誘いに乗ってくれるのか真剣なので、心理学的には結構勉強になったりします。体験談を紹介しつつ、心理学的側面から解説していこうと思います。
ここからは実体験をできるだけ詳しくご紹介しますが、個人が特定されるような表現や画像を晒すなどは抑えつつなのでよろしくお願いします。
度々で申し訳ありませんが、彼らは自ら「ネットワークビジネスをしている」とは言いません。「ネットビジネスをしている」と言います。
勧誘初期:SNS
まずは勧誘初期。SNSでのアプローチから紹介していきます。
私の場合、インスタグラムで勧誘が始まりました。急にフォローされ、DMが来たわけです。その当時、私はアカウントを非公開設定をしていなかったので、そのせいでもあると思いますが、投稿へのコメントではなくDMです。
その時の内容は下記の感じです。
初めまして〇〇さん!〇〇と言います!
〇〇さんの投稿がステキだったので思い切ってDMしました! 〇〇の写真、良いですね!
突然ですが〇〇さんはお金と時間に余裕を持つことに興味がありますか?
今、私が所属している企業で、20代の若者を中心にみんなで稼ごうとチームのようなものを作り、そのプロジェクトを私が指導しています!
そのチームに私の独断ですが〇〇さんに加わってくれないかなと思っています。
みんなで、若手でも資本家に匹敵できるような力を着けませんか?少しでもお金と時間に余裕を持った暮らしをしたいと思ったらご相談に乗りますのでご返信ください!
待ってます!
このような文に絵文字盛りだくさんでDMが来ました。
こんなので本当に興味持つような人がいるのかは聊か疑問ではありますが、頑張ってこの文を作ってDMを送りまくるという努力は素晴らしい。
解説
いきなり本題に入らずに、まずは相手の投稿を褒めることで、良い印象を与えるとともに読んでもらえるようにしているわけです。褒められてうれしくない人はいないでしょう。さらに結構多いのが若手のチーム、プロジェクト、起業など何となくイケてる言葉を使い、「特別に」や「〇〇さんだけ」とような表現であなたは選ばれた人ですよ感を煽ってきます。
このDMに興味がありますと返信するとさらに下記のような感じで返信がきます。
こんにちは!〇〇さん!返信ありがとうございます!
〇〇さんがプロジェクトに興味を持ってくれて本当に嬉しいです!今、若いうちにお金と時間の余裕に興味を持つことは大切であり、一つの素質です!
上手な生き方を知らずに普通にサラリーマンになって、そこそこの稼ぎでそこそこの暮らしをする。朝は満員電車で通勤し、夜は残業の日々。何も知らなくてはこんな普通の暮らしになってしまうでしょう。
私たちのプロジェクトに興味を持ってくれた〇〇さんは、このような暮らしは目指していませんよね?私たちと一緒に、理想の暮らしができるように頑張りましょう!
これからプロジェクトについて詳しくお教えしたいので、LINEかカカオトークを教えてくれませんか?
この後LINEなりカカオを教えると、よくでる文言である「会わせたい人がいる」と言われ、対面で話してみないかと言われます。
そして、会わせたい人は「すごい人」で、「普段はなかなか会えない」。「今回は特別に〇〇さんの為だけに時間を取ってもらえる」などとアピールしてきます。その他にアルバイトをしているかなども聞かれます。その理由は後ほど。
解説
彼らのキーワードは「お金」「時間」「余裕」です。基本的に一般企業で働くサラリーマンと自分たちを比較し、自分たちの生活のほうが優れているでしょ?と問いかけてきます。というより、あたかも自分たちが優れているかのように印象付けてきます。
そして必ずと言っていいほど「会わせたい人がいる」という王道パターンを仕掛けてきます。その会わせたい人もどこどこに住んでて、こんな高級車に乗ってて、こんな高級ホテルでディナーを食べてと、やたらお金持ちなんだよとアピール。
対面で勧誘:高級ホテルのカフェ
さて、先ほどの「会わせたい人がいる」のお誘いに乗るとお待ちかねの対面です。まずは勧誘してきた人と話し、その後、上司的な人が来るといった感じです。これも王道パターン。
その際の情報は下記の通り。
- 日時:平日午後14時ごろ
- 場所:品川のインターコンチネンタルのロビーにあるカフェ
- 服装:スーツ
- 持ち物:免許証等の身分証明
- 下っ端:大学中退、同年代、初めて1年程度
- 上司:元消防士(自称)、「すごい人に自ら頼み込んでこの世界に」らしい
私の場合、高級ホテルのバカ高いカフェ(最安値のウーロン茶が800円)で話を聞かされましたが、チェーンのカフェに連れていかれる場合もあるそうです。後々考える、場所だったり、座席だったり、持ち物にも結構意味があります。そこまで考えてなかったかもしれませんが後々解説。ちなみに私も下っ端も上司もウーロン茶を注文ww。
基準となる席のベース
まずはどんな席だったかを簡単に。
登場人物は 私 下っ端 上司 のみです。
座席は画像のような上座と下座の関係。ちなみに実際は上座はソファ席でしたが。
①下っ端と対面
最初は勧誘してきた下っ端とお話をします。上司的な人はどっかのトイレにでもいてタイミングを待っています。ホテルの一室に言うと説明を受けますが嘘でしょう。
話す内容は簡単な自己紹介から、なぜネットビジネス(実際はネットワークビジネス)をやっているかを聞かされ、どう思っているのかを問われます。加えて普通に会社に入るだけじゃ大金が稼げないわけや自己投資とは何かを話す感じです。
間違ったことは言ってませんが、甘いというか下っ端が故の浅い知識で語ってきます。面白かったのは投資の種類を聞かれ、「FXとかですかね」と答えた際に、「そういう関数の話じゃなくて」とツッコまれたことです。
下っ端も私と同じ理系出身だったらしいのですが、FXと聞いて外国為替取引ではなく関数が出てきてしまうところは残念というか、心の中でずっと馬鹿にしていました。
②上司登場
20分程度経った後、上司らしきスーツを着こなした人物がやってきます。上司は当然上座へ。
下っ端は私の隣に座ります。下っ端も上司の前では頭が上がらないのか、ペコペコと頭を下げてばかりです。
ここで上司と直接お話をします。世間話から自分たちのプロジェクトに本気で参加したいのかどうかを聞いてきます。この人物は下っ端よりは資産管理のことについて知っているのか、「節税対策」や「どうやってお金を増やすか(具体的には教えてくれないが)」について説明してきます。
さらに「やります!」と言っても、口だけでは信用できないと金銭を要求してきます。その額100万円。学生には厳しいですよね。
しかし上司は「こいつ(下っ端)は300万持ってきたよwww」と下っ端より自分の方が負担が少ないことを強調してきます。なぜ負担が少ないかについては「君には素質があるから」と適当な理由です。そして「下っ端は2か月で50万稼げるようになったよ」と短い期間と稼いだ金額で、100万円という大金を払ってもすぐに取り返せるという趣旨の説明をしてきます。
③上司一時退席
上司が来てから約15分後、上司のスマホに電話がかかってきます。(実際はかかってきていないか、下っ端が掛けてる)その電話と共に上司が席を外し、再び下っ端と横並びで1対1になります。
この時下っ端に本当に参加したいのかを問われ、参加する気持ちがあるなら上司にきちんと言ったほうが良いと背中を押されます。
④上司帰還、最終判断へ
約5分後、上司が電話から帰ってきます。再び対面スタイル。そして一言、「結局やるの?やらないの?」。一応補足ですが、脅してはいません。初めから嫌なら今すぐ帰っていいと言われます。
そして「やります!」と適当に元気よく言うと「よし!」と握手。
これからのことは下っ端に任せるとカフェから出ます。もちろんお代は上司が払います。いっちょ前に領収書をもらって。その後、上司とはエレベーターで分かれます。
解説
ポイント1:場所
今回は品川のインターコンチネンタルという庶民には馴染みのない場所で勧誘されましたが、これは緊張するような空間に誘い出し、いつも利用しているかのように振る舞うことで、経済的に優れていることをアピールしています。また、勧誘された側が少し居心地が悪いような空間であるが故に、簡単に逃げられないようにしている分けです。物理的というよりは精神的に逃げられないように。チェーン店のカフェよりは人目も少ないですし。
ポイント2:座席とタイミング
基本的に4名掛けの座席で勧誘するのが一般的です。座席には上座と下座がありますが、そのことを知っている人ほど効果的です(多分)。初めは下っ端と対面で話していたことで、何となく上と下の関係ができます。続いて上司が来ると下っ端は隣に移動してきます。ここで上司が上、下っ端と私がともに下という関係になることがわかります。
その後、上司が一時退席することで、今まで上と下だった下っ端と私が安心を感じる仲と言いますか、緊張がともにほぐれ、親しみやすく感じます。そのタイミングで下っ端が背中を押すことで勧誘が上手くいくようになるわけです。
ポイント3:比較
全員ではないと思いますが、基本的に「言葉だけでは信用できない」と言われ、金銭を要求されます。それも中々高額。普通に考えれば今回のように100万円なんて大金払おうとは思いませんが、「下っ端は300万円払った」と言われると、それよりはマシだなと思ってしまうことと思います。比較対象よりも自分が優れているとわかると、安心してしまう心理を利用しています。
金銭要求:消費者金融へ
上司との対談を終え、ホテルのロビーからホテルの玄関まで向かいます。途中下っ端から簡単な説明を受け、消費者金融で100万借りるように言われます。そこでタクシーに乗ります。私の場合は五反田駅へ向かいました。
都市部ならどこでも駅前に消費者金融がありますが距離的に近いので。多分この二人はよく使っているのでしょう。
もちろん学生で急に100万円借りることは不可能ですから、社会人で働いているということにしろと言われます。タクシーの中で諸々説明を受け、五反田に着いたら下っ端は「カフェにいるけど、しっかりお金を借りられるように常時スマホを開いておいて」と言われます。
とりあえず、カカオトークのトーク画面を開きながら、下っ端に挨拶をして見送ります。
ここで本来なら、本当に消費者金融に入り、下っ端のリモートでの指導の元、お金を借り仲間内に入る分けですが、私はそのまま帰宅しました。
元々この手の勧誘の手口を知っていたからできたことですが、特に監視はされていないので普通に帰れます。すぐにブロックしないと鬼電がかかってきますが、ブロックすれば問題なし。インスタグラムも非公開にし、ブロック後IDを変えてしまえば平気です。
解説
ここでSNSのDMで勧誘された際にアルバイトをしているか聞かれた意味と、身分証明書を持ってこさせた意味がわかります。消費者金融で、学生であることを隠し大金を借りるには、どこかで働いている必要があります。消費者金融会社側がアルバイト先に連絡し、本当に働いているか確認するわけです。その際に学生かどうかは確認しないので、学生でも騙すことは可能です。身分証明書も同様です。
また、時折印鑑を持参させ、勧誘の場で押印させようとする連中もいるそうですが、その場合は書類の文をよく読んで、納得できなければ押印しないようにしましょう。
これで私の体験談は終わりです。
こんな人がハマりやすい
ここからはどんな思考の人がハマりやすいのかについてご紹介します。ハマってしまうと勧誘の矛先が大学や地元の友達など、自分の周辺も誘うことになり、当然ですが嫌がられます。そしていつもいたコミュニティで居場所がなくなり、大学も辞めてしまうという人もいるようです。
上昇志向が強すぎる人
まず初めに上昇志向が強すぎる、高すぎる人はお金を稼げることからネットワークビジネスにハマりやすいと言われています。
上昇志向は経済的な側面と直結していて、大体の人がまずは大金を稼いで好きなものを好きな時に購入できるようになりたいと思っているでしょう。安定して収入を得られるようになってから名声というものは欲しくなるものです。マズローの欲求5段階説の通り、お金がないのに人々に認められたくなるようなことはあまりありません。
上昇志向が強い人は、他人よりも優れていたいと思っているので、お金と時間に余裕のある暮らしをしてそうな勧誘者に憧れを持つ可能性が非常に高いわけです。
他人からの評価を全く気にしない人
続いて、他人からの評価を気にしない人もハマりやすいです。
ネットワークビジネスをやっていると、高確率で周りの友人や家族から嫌な目で見られます。様々な人を勧誘している分けですし、不確かな情報や売っていたり、何をやっているかの実態はわからないわけですから、そうみられても仕方ありません。しかし、その視線を全く気にしない人にとって他人の評価など、どうでも良いと感じるのでハマりやすい傾向にあります。
友達がいない、少ない人
次に友達がいない人もハマりやすいです。
次項でご紹介する「失うものがない人」と共通することもありますが、ネットワークビジネスでまず初めに失うものは友人です。ネットワークビジネスの本質は、人を勧誘して金銭を得ることなので、多くの人を勧誘する必要があります。その勧誘の矛先は、自ずと友人にまで広がります。全く知らない人を誘うより、友人を誘ったほうが成功しそうだからです。
なので、初めから友達がいない、少ないという人は失うものも少なくなるので、ハマりやすくなるわけです。
失うものがない人
最後に、失うものが何もない人もハマりやすい傾向にあります。
人間は長い時間を掛けて積み上げてきたもの(信用や学歴など)を簡単に失うのは避けたいと考えるのが普通です。この考えが時には成功を妨げてしまうわけですが、失うとわかっていて行動するのは難しいですよね。皆、バランスを取りながら理想の生活に向けてチャレンジしています。
故に初めから何も失うことがない人にとって、ネットワークビジネスは最高の稼ぎ方になるでしょう。一回で大金を得られ、今までの経歴も関係ない。それがこのビジネスの強さでもあり、弱さでもあります。
メリット
次にメリットを端的にご紹介します。
1度に大金を得られる
私を例にしてみると、1度に得られる額は二人で100万円です。
上司と下っ端で7:3だったとしても、30万円というサラリーマンの月収分が1度に手に入るので、魅力的です。税金はどうしているのかわかりませんが。
時間に縛られない
会社に行って働くわけではないので、フリーランスと同じように好きな時に仕事ができます。
仕事と言っても手当たり次第の勧誘、文章のコピペ作業がメインですが。組織の時間があっても、「MTG(ミーティング)」と称した高級ホテルのバーでちょい飲み程度でしょう。
新たな人間関係が作れる
ネットワークビジネスを始めると、新たな組織に所属することになるので、自然と新たな人たちと交流することになります。
しかも、同じ考えを持った人々や、同じような稼ぎ方をしてるような人と。多分みんなお金持っていて「自由人w」です。
上手くいけば働かなくても生きていける
これは予想ですが、ネットワークビジネスで稼いだうちの何割かは資産運用に回し、安定的に収入を得ようと考えています。その投資資金をネットワークビジネスで稼いでいるイメージです。もしかしたら稼いだお金を法人として計上→運用→メンバーに分配という方法を取っているかもしれません。
デメリット
続いてデメリットに関して簡単にご紹介します。
友人や家族を失う
繰り返しになりますが、手当たり次第勧誘するので、友人から避けられるようになり、何をしているか実態が見えにくいことをしているわけですから、家族からも反対される可能性があります。
最悪、縁を切られてしまうかもしれません。
安定していない
1度に稼げる額は大きいですが、しっかりと資産運用を行わないと、すぐ失うことになります。
経済的に余裕があるとアピールするために、ハイブランドでショッピングをしてそれをSNSで投稿しなければならないということもあります。また、勧誘がうまくいかない状態が続くとなれば精神的にも不安定になってしまうでしょう。
稼げるかどうかはわからない
実際、全員が大金を得ているわけではありません。
勧誘していざ対面した際に、しっかりと相手の心を掴むような言動が出来なければ失敗するでしょう。最初に払った額を取り戻せずに辞めてしまう人もいるそうです。多少の根気や才能も必要ということです。
1度始めたら辞めにくい
これはギャンブル思考に近いですが、大体が「言葉だけでは信用できない」と言われ、初めに大金を払わされるはずです。
その投資金額を取り戻していないのに、辞めることは難しいですよね。払ったコストを取り戻したいというのは人間ならだれでも感じたことがあると思います。その集団がおかしいと思っても、取り戻す前じゃ抜け出しにくいはずです。
まとめ
今回はネットワークビジネスについて私の実体験を元にどんな人がハマりやすいかや、メリットとデメリットを紹介してきました。
私が受けた勧誘自体はありきたりでしたが、勧誘する場所は結構珍しいらしく、多くはチェーン店のカフェで行われてることが多いそうです。
また、私はお金を渡す直前で逃げるように帰ってもトラブルはありませんでしたが、もう少しお金に飢えている集団であったり、裏に危ない組織がついていた場合は何が起こるかわかりません。
簡単に勧誘の場に行かないように気を付けましょう!
そもそもなぜ冷やかしでも話を聞きに行ったか。それは当時仲の良かった大学の友人がこのようなネットワークビジネスや情報商材に複数回ハマっていたことを受け、「なぜ友人がそんなことを始めてしまうのか」、「勧誘が相当上手いのか、友人がバカなのか」ということが気になったことが始まりです。結果は友人がバカなだけでしたがw。
新たなコミュニティで「仲間w」はできたとしても、これまで交友を積み上げてきた利害関係なしの友人と縁を切ってしまってよいのでしょうか。
それでもお金と時間だけは豊かな生活がしたいのであればそれはその人の判断なので知ったこっちゃないですが、他に稼ぐ方法はたくさんあります。(短期的に稼ぐとなると難しいけど)
この記事が誰かの参考になったら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Tamago13
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